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放蕩記

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ユカワタン

Category - フレンチ
盆休みにユカワタンに行くために軽井沢に行くことを思い立った吉日は、まだゴールデンウィークのイタリア旅行前の4月のある日。まずは目的であるところのユカワタンに電話して予約確保。次に宿を決めるに当たって、同じ星野リゾート内の「星のや」はすでに経験済みなので、ユカワタンがメインレストランのホテル「ブレストンコート」の、どうせなら一番良い部屋をネット予約。せっかく軽井沢に行くので1泊ではもったいないと、次の日はどうせなら超有名な「万平ホテル」に電話して、どうせなら最も歴史の古いアルプス館の部屋を予約確保。前日がフレンチなので万平では鉄板焼きステーキの店を予約。後はお盆休みを待つだけでしたが台風11号でどうなることかと。

ユカワタンはフレンチレストランです。湯川というのは軽井沢を流れる川で星野リゾートエリアを流れています。タンというのはフランス語で時間のこと。「湯川を流れる時間」という意味らしいです。ユカワタンのシェフ、浜田統之さんは2013年ボキューズ・ドール国際料理コンクール世界大会で銅メダルを確保しました。これは凄いことだったようです。ボキューズドールというのはフランス料理で最も権威ある賞であり、各国の大会からアジアなど地方大会を勝ち抜いた、世界で24人の料理人が出場するサッカーのワールドカップのようなものです。歴代の受賞者はフランスやスカンジナビア勢などヨーロッパ勢ばかりで、日本がメダルを確保したのは浜田シェフが初の快挙でした。

「水のジビエ」というのがユカワタンのテーマ。これは欧米には存在しない概念のようですが、魚の豊富な日本では珍しくない発想のように思います。湯川など地元で取れる魚などを生かしたフランス料理。その自信は本物で、先のボキューズドールでも魚部門の採点では世界最高点だったようです。またFoodie Top 100レストランの日本国内部門で紹介されている100店舗の中で、フレンチはユカワタンを含めて8店舗のみです。

ブレストンコートの部屋はコテージなので、ユカワタンの予約に間に合うように、フロントに電話して部屋まで車で迎えに来てもらいました。森の小道の奥にひっそりと建つ一軒家レストランです。
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ボキューズドールの賞状
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高い屋根、広い窓からの景色はライトアップされた庭に茂る木々、落ち着いた装飾の9テーブル24席のゆったりとした店内。
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ディナーのみの営業。15,000円と18,000円のコースから前者を選択。いずれもスペシャリテのアミューズは付いています。私はシャンパン・グラン・クリュのChinchilla、家内はブドウジュースで乾杯です。
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まずはお口取りの一品。開いた魚のフリッターが切れ目の入った岩石に刺さって出てきます。見せ方が異色ですし、海老せんべいの様な食感と塩加減がとても良い。
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そして登場! ユカワタンのスペシャリテ。丸い石の上に乗った小さな料理たち。手で取って一口で食べていきます。左から順に、アミューズ、前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートの6品。つまりこの6個を食べることで小さなフルコースを食べることになるのです。それぞれの料理に合わせて台となる石の温度が違っているという徹底ぶり。スープなどは膜で包まれているので口の中でスープとなります。見た目も素晴らしく味も美味しい。まさに芸術的で感動します。「サンパウ」のミクロメニューを超えました。
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食べてしまうのがもったいないです。
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続いて前菜。鮎と茄子。皿の空白を生かした盛りつけ方は珍しくありませんが、より洗練されたセンスを感じます。
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さてスープです。これは何でしょう? かぼちゃの様ですが…
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かぼちゃです。蓋を開けるとくり抜かれた部分を使った膜に包まれたかぼちゃの冷製スープです。乗っているのはかぼちゃの種でしょう。このアイデアも見事。実に面白いし、味も良いです。
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魚料理。これも水のジビエですね。中央の円は皿の柄ではなくソースです。美味しいです。
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ところで、パンに付けるものとして、これは豆腐とクリームチーズで作られたもの
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バターとワサビバターの形もユニーク。
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赤ワインをグラスで注文。BEAU PAYSAGE “TSUGANE” la montagne 2010が供されました。日本のワインですがとても美味しい。
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メインの料理は、私は魚料理。野菜に包まれています。見た目はやはりユニークで、美味しいです。
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家内は肉料理。串刺しになった3種類の味が楽しめます。
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さてこれは、食後のコーヒー紅茶です。コーヒーを選択。まるでワインのように瓶詰めになったグランクリュの豆で、ユカワタンのために作られた逸品です。
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家内のデザート。メロンとジェラート。そもそもメロンはそのまんまで美味いので。
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私のはブルーベリーがふんだんに入ったサングリアのシャーベットです。爽やか。
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そして最後に登場! これがまたびっくりのプチフール(小菓子)です。テーブルを埋め尽くされたお菓子の森の景色に圧倒されます。実に一人分11種類ものお菓子。手前の葉っぱもチョコレート菓子です。フレンチコースでは、ほぼ満腹状態でのプチフールは私たちの間では「嫌がらせ」という名前で呼ばれていますが、こんな嫌がらせなら楽しいです。手前の大人用キャンディーは持ち帰りましたが、他は完食しました。
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帰りはライトアップされた森の中をコテージまで歩きました。
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ユカワタンに来るためにまたいつか軽井沢を再訪したいと思いました。
 

Category - フレンチ

2 Comments

さくら  

No title

ユカワタンの検索でヒットしました。
素敵なレストランですね~
10月に念願の星のやに泊まるので、やはりここで食べるが正解のようですね。
星のや1泊、ブレストノート1泊にしようと思いましたが
結局星のや2泊にしました。
初日の夕食は星のやで、2日目の夕食はユカワタンにします。
素敵なお写真で背中押されました・笑
他の記事も見させていただきました。
ため息が出るほどの記事ばかりで、奥様が羨ましいです~
奥様、大学生の子どもさんが見えないほどお若いですね!
一体おいくつなんでしょうか?
信じられないです。
やはり生活に余裕があると、雰囲気も素敵になるんですね~
あやかりたいわぁ~~笑

2014/09/04 (Thu) 13:17 | REPLY |   

管理人  

ありがとうございました

さくら様、記事を読んで頂き、コメントもよせて頂き誠にありがとうございました。
ユカワタンは最高のレストランですので、期待してください。
星のやの和食レストランもとても素敵ですので、こちらも間違いないと思いますよ。
宿泊施設は星のやの方が良いと思いますので、星のや2泊で正解でしょう。
きっと素晴らしいご旅行になると思います。
家内への過分なお褒めの言葉もありがとうございました。
では、機会があればまたブログを覗いてくださいね。

2014/09/04 (Thu) 14:23 | REPLY |   

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