ベルルッティのビスポーク / Berluti

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ベルルッティ名古屋店。デパートの中にありながら路面店の雰囲気です。

2015年7月

ルルッティのビスポーク(靴のフルオーダー)に行ってきました。ベルルッティはジョンロブと並ぶ紳士靴の最高峰ですが、生真面目なジョンロブに対して艶っぽく粋な感じ。ベルルッティだけが使うことのできる最高級のヴェネツィア・レザーと、様々な色が可能なパティーヌという特殊染色、そしてカリグラフという入れ墨のように靴に刻み込む文字などが特徴です。そのベルルッティの最高位の職人、アントニー・デロスさんが来日して担当してくれるとのこと。デロス氏は史上最年少でMOF(フランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度の技術を持つ職人に授与される称号で、日本の人間国宝に相当するもの)を授与されたマイスターです。ベルルッティが2012年に彼の工房ごとハンティングしました。フランスのロワールとパリに工房を構え、パリ、ロンドン、ミラノ、モスクワ、アブダビ、ドバイと日本の顧客を担当しているそうで、その彼が私だけの靴を制作してくれるのです。

 ベルルッティの店は日本には10店舗、名古屋は名古屋三越栄店1Fにあります。約束の日時に訪れると店の前でスタッフがお出迎え。店内にはアントニーさんの他、日本の担当者数人が待機していました。挨拶や紹介が終わると早速アントニーさんの作業がはじまります。その日は採寸。靴下をはいた状態の足を台紙に載せると、メジャーと鉛筆が忙しく動き回ります。採寸が終わると、アントニーさんの意見も聞きながら、基本的な形、細かい造作、色、カリグラフィについてなどいろいろリクエストしました。結構頑固で、私のリクエストに反対されることもありました。約1時間の作業。それを元にパリの工房で木型から作り、4ヶ月後頃に仮縫いができあがり、再度来日した彼と打ち合わせして最終的な納期は1年後ぐらいになりそうです。1年間も最高の贅沢を楽しめるわけです。見積もりは税込みで84万円ほど。本日は料金の50%程度を前払いしました。
 
 最後にシャンパンを頂きながらしばらく雑談をし、記念写真を撮り、整列したアントニーさんと担当者さんたちに見送られて店を後にしました。

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私の足の採寸を記入した台紙を持つアントニー氏。小柄ながら大きな手のひら。革のエプロンが似合う。エプロンの左肩紐にあるフランス国旗がMOFの証。
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2015年11月

月に注文したベルルッティのビスポーク。私用の木型を元にした仮縫い靴を持ってアントニー・デロス氏が来日しました。4ヶ月ぶりの再会。シャンパンを飲みながらのフィッティングチェック。更に仮縫いの靴を切断して内部状況を確認。微調整を依頼しました。最後に靴と内張りの色などディテールを確認。完成はは来年5月以降の予定です。

これがアントニーさんが削りだした私の足用の木型。
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仮縫い靴を履きます。
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もったいない気がしますが、仮縫い靴を切断して内部の状態をチェックします。
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2016年5月

て10ヶ月経ったこの日、ついに完成品の納入となりました。アントニーさんと再会。いつでも感じの良い人です。靴は希望通りで大変気に入りました。茶とグレーの中間のような色。内張は緑。片方だけにカリグラフを入れた非対象なデザインにしました。いつものようにシャンパン飲みながらフィッティング。これから大事に履きますわ。靴紐の結び方は当然「ベルルッティ結び」でね。

 付録として、内張と同色のシューキーパーはもちろん、ベルルッティの靴べら、靴を入れる箱(通気口も付いたカリグラフの革貼りで豪華!)、工房でアントニーが描いたサイン入りの絵。おまけだけでウン万円はしそう。現在ビスポークは日本では東京銀座と名古屋三越と大阪心斎橋だけで行っていますが、今後は東京と名古屋にしぼるらしい。名古屋がんばってます。

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こういったところがビスポークならではの技。
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ビスポークらしいソールのくびれと、先端にはトゥスチールが入ります。
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カリグラフの革貼りのケース。
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型の合った専用のシューキーパー。
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アントニーさん直筆のスケッチ画。額装しようと思います。
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Berluti公式サイト
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