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放蕩記

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海舟/ アドベンチャーワールド / 特急くろしお 旅行記

Category - 海舟・南紀白浜
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歌山県白浜の温泉旅館、海舟に連泊した。そもそも南紀白浜に行く理由は、アドベンチャーワールドのパンダだ。私たち夫婦はパンダを生で見たことがない。当地にパンダが居ることは無論知っていたが、中国を除く世界で最もパンダの繁殖数が多い施設だということは知らなかった(アドベンチャーワールドで生まれたパンダが逆に中国に輸出されているほどで、これはもともと最初の一頭がレンタルだったため、生まれた子供の所有権は中国にあるという理屈かららしい)。敷地面積は80万㎡と広大(因みに東山動植物園は60万㎡、東京ディズニーランド+シー100万㎡、ハウステンボス150万㎡=日本最大、ウォルトディズニーワールド・アメリカ1億2200万㎡=世界最大=日本の一つの市ぐらいの大きさ)。またパンダだけではなく、野生動物を放し飼いにしているサファリパークやレベルの高いイルカショーの水族館など充実した内容。今や南紀白浜はアドベンチャーで持っている言ってもいいほどなのに、全国的に今ひとつ知られていないのは、やはりアクセスが難しいためであろうか。

アドベンチャーワールドへの道は大渋滞。旅館からタクシーで向かった私たちは関係者用の入り口からスイスイと。入場券はあらかじめWEBチケットを購入し印刷していたので、チケット買いの行列も必要なし。
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パンダは2ヶ所の施設で見ることができる。赤ちゃんパンダを見るためには、この日は1時間並んだ。
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もう1ヶ所の施設では外で過ごすパンダを見ることができる。
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サファリパークは、無料の観光バスで廻ることもできる。500円でスーパーシートにアップグレードできる。
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1日に数回レベルの高いイルカショーが行われている。10頭ほどのイルカたちが一斉にジャンプするなど迫力がある。
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交通手段は列車を利用。連休の交通渋滞を考えると車で行く気にはならない。名古屋から新大阪までは「のぞみ」で約1時間、「特急くろしお」に乗り換えて約2時間半。すべて予約開始と同時にネットで取る。くろしおは古いものから新しいものまで3種類の車両があるが、時間と座席優先で、行きは新型、帰りは旧型。「のぞみ」も「くろしお」もどちらもグリーンで最後列を取る。これは我が家のマスト。最後列なら大きなキャリーバッグを背後に置きやすいからだ。

のぞみは慣れているが、くろしおはどうであろう。新型くろしおのグリーンはなんと5列のみ。座席はのぞみより広く、ヴィトンの大型キャリーバッグがすっぽり入る。最後列の後ろも余裕で荷物がおけるレベル。帰路の旧型はそこまでではなく新幹線と同レベルであった。ただ新幹線との違いは揺れが大きいこと。他の列車に乗ると、新幹線の快適さが別格であることがよく分かる。また車内販売がないので、飲み食いしたければ乗る前に買っておかなくてはならない。

くろしお新型車両287系
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旧型車両
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白浜駅から海舟までは、温泉旅館を巡回する無料バスに乗った。しかしバスが停車した場所から宿の入り口までは坂道をごろごろとキャリーバッグをころがして歩く。宿のスタッフが出迎えないのかよ、などと思っていると入り口を見えたあたりでスタッフが駆け寄ってきて荷物を運ぶ。この宿はだめだな〜と考え出すと盛り返す。2泊する間に何度かそういう場面があった。それを象徴する出だしのエピソードである。

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100室ほどの大きな温泉旅館なので、チェックインでもロビーで少し待たされる。自由に飲むことが出来る梅ジュース(紀州は梅が名産)のサーバーがあるが、スタッフがコップに注いで持って来てくれるわけではないし、無料ジュースの説明があるわけでもない。かといって気分が悪くなるわけではない。窓の外に綺麗な海の景色があるからだ。笑顔いっぱいのスタッフが宿の説明と部屋までの案内のためにやってくる。とても感じが良い。しかし宿で販売している商品(ナギサビールという地ビール)のことについて聞くと、笑顔ながら、とんちんかんな答えが返ってきて質問を続ける気が失せた。悪気はないのだ。だけど一流じゃない。事程左様にこんな感じ。

例えば先日宿泊した湯布院の無量塔などは、担当した女中さんは二十歳そこそこなのに、全ての質問に的確に答える。しかも素晴らしく感じが良い。部屋にしても全く別物で、無量塔のような最高級旅館と比較するのが間違いだとは思うが、それにしても宿泊料が2倍も変わらない。その値段の差をどう感じるかで、コストパフォーマンスに対する見方が変わるのだろう。

経営母体は「共立メンテナンス」という会社で、その旅館ホテル経営部門は日本全国に21箇所も宿泊施設を持っているようだ。なるほどそれによってマニュアル化された運営方針が積み重ねられ、そつが無くなっていったのだろう。そういう完成されたスマートな部分と、マニュアルではなく個別に対応しなくてはならない部分でのアラが共存し、不思議なバランスになっているのだろうと思う。

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フロント横に作務衣や浴衣を選べる場所がある。
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ロビーからの眺め。
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宿泊した部屋は「波の抄」というカテゴリーで、41㎡で客室露天風呂(沸かし湯)のあるベランダが付いている。シャワー室は室内にあり、浴槽はベランダのみにある。景勝の宿というだけあって、太平洋を臨む眺めはとても良い。しっかりした造りの部屋なので、隣の部屋の音は全く聞こえない。ベッドであり、布団の上げ下ろし等、スタッフが部屋に入ることはない。柔らかい枕と、梅の実を使用した硬い枕が容易されている。フロント横に作務衣と浴衣が何種類か用意されており、部屋にも作務衣が置かれている。この作務衣の着心地は良いので自分用土産として売店で購入した。

禁煙室希望の場合は必須でリクエストすること。我々は禁煙室希望を伝えたのだが喫煙室になっており「消臭対策は万全です」と言われたのに臭いが気になった。禁煙室にチェンジするよう強くリクエストして2泊目は禁煙室になった。

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共同温泉用のバスタオルなど入れる籠。
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温泉は共同浴場がいくつもある。男女別の大浴場(サウナ、内風呂、2種の露天風呂)、貸し切り露天風呂3種、そして海に面した混浴露天風呂。(湯浴み着を着用)などとても良い。個室の岩盤浴施設とスパもある。

個室の岩盤浴は予約制。
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建物内に男女の大浴場があり、外の階段を下りてゆくと3つの貸し切り風呂があり、もっとも海に近い場所には共用の混浴露天風呂がある。趣向の異なる3つの貸し切り露天風呂は、鍵があれば使用できる。使用後は鍵を所定の場所に返却する。

夜は道が暗い。
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貸し切り露天風呂の一つ。夜は一人ではちょっと怖い雰囲気。
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昼は緑の中を下りてゆく。
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一番下に混浴露天風呂がある。湯浴み着を持ってゆく。
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脱衣室の入り口は男女別。トイレとシャワーもある。
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目の前は太平洋。混浴露天風呂は広々としている。
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温泉施設入り口では、湯上がり用にアイスキャンディー食べ放題。(朝はヤクルトみたいな飲み物)
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さて食事はどうであろうか。夕食朝食ともに部屋食ではなく、二つあるレストランでの17:30と20:00の2部制で、宿泊客そろっての食事。個室もない。そういうところが値段の割に安っぽい。じゃあそれが悪いかというと、意外に悪く感じないところが上手い。カップルは海を臨むカウンター席に配置し、子連れの家族グループは仕切りを隔てた中央部分に配置するなどして、それぞれが納得しやすいように工夫している。従業員が多いので担当が決まっており、配膳のタイミングなどが遅れることもない(やや急かされる嫌いはある)。

1泊目は魚がメインの「舟盛り会席」か、和牛と魚の「季節の会席」を選ぶが、2泊目は連泊客専用のオリジナル会席となる。朝食は和食か洋食かを選ぶが、2泊目は連泊客専用の和食となる。また朝食は、ジュース、コーヒー類、サラダなどをバイキング形式で持ってくることができるが、その種類はあまり多くない。尤も配膳される食事で十分なので不足はないのだが。夕食は2回とも悪くない。バラエティに富み、魚介類も新鮮で美味しい。きっと地産地消だろう。熊野牛も無難。

ドリンクでお薦めは、和歌山の地ビール「ナギサビール」。アメリカンウィートとペールエールの2種類があり、爽やかだけど香りもあるウィートが私は良いと思う。また和歌山の大吟醸3種の味比べセットも楽しい(日本酒に疎い私にはその違いがほとんどわからなかったが美味しいので良しとしよう)。

その他、夜10時からは「夜鳴きそば」として和歌山ラーメンのサービスがあり、これが結構美味い。宿泊客を楽しませる工夫が感じられる。

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レストランからの眺め。
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和歌山県の地ビール、ナギサビール。
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夜10時からの夜鳴きそばサービス。
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子連れの家族客も多く、子供用の作務衣姿がかわいい。
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【波の抄】3~5階 海が見える・檜の露天風呂付和洋室(和洋室) :大人2名:2泊:15万円

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