今回イギリスに行きましたのでイギリスの場合です。
他の国はまた違ってくると思いますのでそれぞれにお調べ下さい。
イギリス入国について
参考サイト;英国渡航情報 https://www.tokutenryoko.com/news/passage/13452
2022年3月18日午前4時以降、これまで英国入国の際に義務付けられていた乗客追跡フォーム、ワクチンを完全に接種していない方の出発前検査 及び 入国後検査を撤廃する旨発表しました。この発表により、英国においては 新型コロナウイルス対策として課せられていた水際措置が全て撤廃され、イギリス入国には何の問題もありません。
日本帰国について
参考サイト;JALのサイトなど 日本へご出発のお客様へ https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/inter/201227/#application
いろいろな書類を準備しなくてはならないように読めますが、実際は「MySOS」という日本政府のアプリをスマホにインストールして、そのアプリ上で書類の作成ができますので、アプリ上で済ませることができれば、それとは別に紙の書類を印刷するなどは必要ありません。
海外空港からご出発前に以下をお済ませください。〔すべてのお客さま〕
「MySOS」(入国者健康居所確認アプリ)のインストール
スマートフォンの位置情報設定・保存
「COCOA」(接触確認アプリ)のインストール
いずれも入国に際して必要であり、検疫での確認があります。
スマートフォンを所持していない場合は、検疫法にもとづき入国時にレンタルすることが求められます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.html
入国検疫のファストトラック(事前検疫手続き)利用を推奨します。〔すべてのお客さま〕
上記の「MySOS」を通じて、検疫書面の確認手続きを先に済ませることができます。
(日本到着予定時刻の6時間前までの申請が必要です)
済ませた場合、
入国検疫手続きにおいて、検疫書面の確認が原則不要となります。(筆者注→実際はスマホ画面を確認されました)
https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/
実際の流れを書いておきます。
まず私たちはワクチン3回接種済みで「接種証明書アプリ」のインストールも済んでいました。
「COCOA」も入っています(しかしCOVIDが陰性で濃厚接触者でもなく待機期間もなかったため、今回COCOAがどう作用したのかは分かりませんでした)。
「MySOS」もインストールしました。
さて最大の鬼門は出国72時間前までのCOVID検査です。これが陽性になると飛行機に乗れません。航空機チケットをキャンセルし、イギリスに新たな滞在場所を探さなければなりません。日本で待っている仕事はどうなるのでしょうか? 全く酷い話です。
イギリス在住であれば出国72時間前までに検査をする余裕は十分にありますが、私たちは旅行で、しかもロンドンではないので余裕がなく、出国当日空港での「ExpressTest」をネットで事前予約しました。どういうことかと言いますと、日本国指定の方法で検査が必要でありそれは例えば通常のPCRなど結果が出るまでに1日かかる検査などです。LAMPも指定されていますが、これは2時間ほどで結果が出ますが、LAMPができるのはロンドンのヒースロー空港などに限られます。従って検査のためだけにヒースローに行かなくてはならない人は、出国当日に検査するのが効率的ということになります。
出国は19:30ですが、十分な余裕を持って14:10に検査予約しました(料金前払い£99)。ExpressTestはいろいろな場所に検査会場がありますが、予約時に出国のためのヒースローT3を指定しました。T3の入り口に会場がありました。

ここから入ってLAMPと書かれた窓口に、予約した際にE-mailで送られてきたQRコードとパスポートを提示しますと、受付のおじさんが、のっそのっそと検体容器を準備し、案内係の女性を呼んでそれを渡し、彼女について検査場に行きます。

LAMPは細い綿棒を鼻から入れて痛くもなく数秒で終わります。政府指定の鼻咽頭ぬぐい液での検査法となります。その女性に印刷した検査証明書書式を見せて医師のサインが必要な旨言いましたが、そのような用紙は使わない、2時間以内にPDFファイルをE-mailで送るのでそれで問題ないと言われました。私たちの場合は75分ほどで送られてきました。
チェックインカウンターでそのPDFファイルの提示を求められまして搭乗券をもらいましたので、再度このファイル型式で良いのか念のためその場で確認し、OKとのことでした。
私たちはその後ラウンジに行き、そこでMySOSの「検疫手続事前登録」ボタンからファストトラックの入力をしました。その中で、PDFファイルの添付(一旦スマホ内にファイルを保存しそれを添付する)や「接種証明書アプリ」の一番下の「二次元コードの画像を保存」などしてからのQRコードの添付なども行います。
このファストトラックは搭乗便到着予定日時の6時間前までに行います。6時間前はまだ機内ですので、この登録が問題無いかどうかは羽田に着いてWiFiなどが繋がるまでは知ることができません(機内でのWiFiは有料ですので搭乗前に済ませるのが肝要です)。登録に問題がなければ赤かった画面が緑色に変わります。

さて、羽田に着きました。画面も緑色です。そこから係員に誘導されるがまま、長い距離を歩かされます。途中でスマホ画面やパスポートの確認が何ヶ所かであり、いろいろな紙を渡されます。また途中で、唾液検査の検体採取を行います。出国前にPCR検査をしているのが分かっているのに1日も経たずに精度の低い抗原検査をしなければならない科学的根拠はありませんが、馬鹿な政府と馬鹿な役人が決めたことには従わなくてはなりません。そこからさらに歩かされて、最終的に検査結果待ちの会場へつめこまれます。ここは密です。結果が出るのに私たちは1時間半近く待ちました。結果を聞くための行列に並んで、陰性証明書をもらってやっと検疫通過となります。
私たちは極めてスムーズに事が運んで2時間かかりました(つまり最短で2時間かかるということです)。遅めに予約してあった新幹線を変更することなく乗ることができました。
Category - 他