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放蕩記

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リャド画集 / CASA MVSEV J.TORRENTS LLADO

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ャドの新しい画集が発表された。ホアキン・トレンツ・リャドはガレリア・プロバ社長、鈴木洋樹氏によって1990年に初めて日本に紹介され、瞬く間に日本人の心をつかんだ画家だった。しかし天才にありがちなことだが、1993年、才能の絶頂を極めていた最中、47才の若さで大動脈瘤破裂によって急逝したのだった。それから約20年。リャドの遺作の多くはプロバによって版画化され我が国に数多く流通し、リャドの死を惜しむ声が止む事はない。それほど彼の絵は日本人好みと言えるのかもしれない。

スペインのマジョルカ島にあるリャドの住居は、今日リャド美術館になっている。この画集にはリャドの作品が数多く紹介されているのはもちろんだが、気軽には行けないそのリャド美術館内部の写真や、リャドが愛した風景の写真などにも多くのページが割かれている。生前数えきれない回数リャドの家を訪れた鈴木洋樹氏はリャドの子供達とも親交が深く、その遺族達の協力なしにはできなかった仕事であろう。200ページに及ぶこの画集は、今までのリャドのどの画集よりも厚く、大きく、筆の細かいタッチまで分かる素晴らしい発色の印刷で見るものを惹き付ける。まさに鈴木洋樹氏のリャドへの熱い思いが込められた渾身の一冊だ。

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ずっしりとした重みと厚みで高級感が漂う。

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新聞紙と比べるとこの大きさ。

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肖像画のパート。ベラスケスの再来と称されるリャドの描く肖像画はどれも個人の美しい部分を引き出している。

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風景画のパート。日精ピーアール社の印刷技術によって絵の具が盛り上がっているように見えるほどだ。

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実際にリャド美術館に訪れたかのような気分になる写真が嬉しい。


2010年11月1日から2011年2月28日までミュゼオ御殿場でこの画集完成記念を兼ねたリャドの原画と版画展が催されており、ファンならずとも一度はご覧になっておくことをお薦めする。

価 格:19000円
満足度:星4

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