フランク・ミュラーは言うまでもなく大変人気の高い時計ブランドですが、フランクミュラー自身は1958年生まれなので、まだ弱冠52才現役ばりばりの時計職人です。会社を立ち上げてたった20年しか経っていないというのに、歴史ある高級ブランドに肩を並べる存在になったのは驚異です。ジュネーブの時計学校で3年で履修する単位を1年で習得し主席で卒業するなど天性の技術力をもって、独創的なメカを次々に発表していったことで名を揚げましたが、むしろ一般の我々に訴えかけるのはそのキャッチーでファッショナブルなデザインでしょう。
さてその日、名古屋の松坂屋本店北館にあるフランク・ミュラー・サロンのショーウィンドゥに飾られたファッショナブルな女性用の新作時計に吸い寄せられるように私たちは店内に入りました。いくつか見せてもらった中で最も気に入ったのが上の写真の一品。
手首に沿ったカーブを描く長方形のケース「ロングアイランド」シリーズの「アンサンブル」という女性用のバージョン。1, 5, 7, 11がローマ数字となり、その他のビザン数字(独特な書体のアラビア数字)とのアンサンブルを奏でます。色違いがいくつかありますが、気に入ったのは18Kピンクゴールドのケースに、肌の色に近いベージュの革ベルトの組み合わせ。文字盤の下地がダミエギョーシェと呼ばれる格子模様になっていて、その文字盤に円形にダイヤがあしらわれています。クォーツ製。2011年の新作の一つです。
フランク・ミュラーは高価な時計であり1店舗に同じ物が何点もあるわけではありません。人気の品は次の来店時に残っているという可能性は高くないでしょう。ま、そういうわけで、時期としてすこし早いのですが妻への誕生日プレゼントを買うことにしました。全く予定外でしたが。
応接室に通されて、保証書の書類を書いたり、支払いのサインをしたりします。どうでもよいですが、パテック・フィリップの部屋よりも立派な部屋でした。
ずっしりした革製のケース。
2週間ほどでこれまたしっかりした革のケースに入った保証書が届きました。
FRANCK MULLER公式サイト
価 格:1,365,000円
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